きものと帯 ふく屋

いわき市の振袖・着物販売
きものと帯 ふく屋
0246-43-0298
  • youtube
  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • アクセス
  • お問合せ

ページの先頭へ


NEWS & BLOGFukuya News & Blog

20220818-1.jpg

20220818-2.jpg

20220818-3.jpg

こんにちは、振袖コーディネーターの折笠です。

連日ふく屋では夏休み振袖相談会を開催しております。

学生の夏休みは9月までのロングバケーションです。普段、平日学校や部活動があると忙しくなかなか時間がとれないお嬢様が多くいらっしゃると思います。また、県外に出られているお嬢様がこの長期の夏休みを使って帰省される方が多いと思います。そういった方々に是非夏休み期間を利用して振袖選びをしていただけたらと思います。ご家族の方とお嬢様との予定を合わせやすい時期でもありますのでぜひご一緒にご来店ください。

出来れば平日に振袖選びをすることをお勧めいたします。平日はそれほどお客様もいらっしゃらないのでで時間をかけてゆっくりと決めることができます。お電話で来店のお申込みを頂くと他のお客様とお時間が重ならないよう調整させていただいていますのでコロナ感染防止になり安心して振袖選びができます。

300枚の振袖の展示は地域一番、今流行りのくすみ系やモデル掲載の振袖、シックな大人びたデザインや古典的でご家族が「立派な姿ね、こんなに大きくなって、感動して涙がでちゃうわ」って言ってくれそうな豪華な振袖など品数豊富にご覧になれます。この夏休み振袖相談会を見逃さないでください。



ここで疑問ですが、振袖を着る意味はいったい何でしょう?

日本では古来より、人生の節目には様々な祝い事の催しを行ってきました。通過儀礼にはその場に合った晴れ着を着てその節目を祝うのが習わしです。なかでも成人式は大人になったことを自覚し、これから自立して生きてゆくことを誓う日。そして今まで育てて頂いた方々に感謝する日でもあります。その特別な日に用いる未婚女性の和装の第一礼装である振袖は、二十歳の節目の衣装として最もふさわしい装いです。

なぜ未婚女性の第一礼装かというと、その昔、男性からの恋のアプローチに対し、女性の気持ちが「Yes」の場合は着物の袖を左右に、「No」の場合は袖を前後に振ることで意思を伝えました。今も恋愛で「振る」「振られる」という言葉が使われる由来です。逆に既婚の女性は袖を振る必要がないため、振袖の袖を短く詰めて留袖として着用しました。そういった理由から、袖が長く華やかな振袖は未婚女性が着用する最も格の高い着物とされています。

また振袖には「長い袖で厄を振り払う」という意味があります。女性の厄年に当たる19歳に、さまざまな災難や病気から身を守るための厄払い・清めの意味で振袖を着ました。昔の年齢は数え年です。19歳と言えば20歳でした。昔からのこの習慣が、現在の成人式に振袖を着ることにも通じていると考えられています。

また、成人式以外の様々なシーンで、未婚女性の証である振袖は着る機会があります。袴を合わせて専門学校や大学の卒業式に、卒業記念の謝恩会に、また、ご自身の結婚の結納の場面でも着用できます。結婚式やパーティーにお呼ばれする機会にも、振袖を着て出席するとその場がとても華やかになるので主催者の方からも喜ばれるものです。洋装とはまた違う上品でゴーシャスな装いになる振袖は和装ならではの魅力がいっぱいです。



このような伝統ある着物を私たちは日本人の心として残して参りたいものです。